いつのまにか家のいろんなところに溜まるホコリ。衣類の繊維、砂ぼこり、フケ、ダニのフンなど細かい汚れが混ざって固まったもの。
できたばかりのホコリは無害でも、時間がたつうちに悪性へのホコリに変化。
アレルギー、喘息などのきっかけになります。
そんなホコリをなるべく減らして住みやすいワンルームで暮らしましょう。
リフォーム会社で広報をしているスメコが、住まいの情報を会社で発信しながら得た知識で健康になれるホコリ対策をご紹介します。
ホコリが溜まりやすい場所とは?
ワンルームの場合、大きく場所を分けるとリビング、キッチン、玄関ではないでしょうか。次からは、場所別のほこりの溜まる箇所と対処法です。
リビングでホコリが溜まる箇所
エアコンの下
冷房をつけたときの空気は壁に当たり、床を這って戻ってきます。
そのためエアコンの下はホコリのたまり場に。
エアコン正面の家具
エアコンの正面に家具があるとエアコンの気流にのってホコリも一緒に移動します。
そのため家具周辺にホコリが蓄積。
また、テレビは静電気でホコリを引き寄せます。
照明器具の上
照明の傘や天井の間は、ホコリがたまりがちです。
気流にのって照明の上にあるホコリが部屋に舞っていかないように清潔にしたいものです。
キッチン
冷蔵庫や電子レンジなどキッチンの家電は、油とホコリが混ざり合って悪性ホコリになりがちです。
特に、換気扇の下は吸い込むときに気流に乗ってホコリが流れてくるので、まめに掃除が必要です。
玄関
玄関に置くマットは毛の1本1本にホコリや病原菌がびっしり付着。
ホコリをエサとしてカビやダニが発生しやすくなるので、マットは置かないほうがいいです。
冬場の窓際
窓付近の空気が冷やされて下流に移動する現象をクールドラフトといいます。
この現象により、窓際の下にホコリが溜まりや憂くなります。そして、カビに原因になります。
ホコリが溜まらないようにしてお掃除しやすくするには?
1、家具の配置を変える
ホコリが溜まりやすいエアコンの下には家具を置かない、布製のソファーよりは合皮製のものを選ぶ、といった方法でホコリが溜まりにくくします。
2、カビ・ダニを予防する部屋の環境をつくる
ホコリをエサや住み家として、カビ、ダニ、細菌が集まって悪性のホコリに。
これを防ぐために、カビの好む環境をつくらないようにします。
カビは温度20度以上、湿度60%以上の環境を好み、すぐに増殖します。
ダニは湿度50%以下になると一気に死滅します。
その死骸やフンがホコリと一緒に空気中に浮遊し、呼吸で肺にはいったりします。
これは喘息の原因をつくってしまうので、春から夏にはダニの繁殖を防ぐようにしたいものです。
頻繁に窓を開けて換気をすることで、湿度を60%以下に保つことが大事です。
部屋干しの下には細菌が増殖するので対策を
室内で洗濯物を干すと細菌が増殖します。
部屋干しをするなら扇風機の風を、水蒸気が集まる衣類の下に向けて飛ばすようにします。
フローリングの拭き掃除は窓を閉める
フローリング掃除でワイパーを使って床を拭くときは、窓を閉めるようにします。
掃除中に窓を開けると舞い上がったホコリが別の場所に広がってしまうので、うまく取り除けません。
そして舞い上がったホコリを吸い込んでしまう可能性も。
窓を閉めてからフローリングの拭き掃除をします。
カーペットの掃除は掃除機で
粘着ローラーは、カーペットの表面しか汚れをとることができません。
ダニや細菌は、カーペットの中に隠れているので、掃除機で置くまで吸い取ります。
重曹粉を振りかけて、ゆっくりと吸い取ることでダニや細菌もカーペットから追い出すことができます。
カーテンもホコリがつきやすい
カーテンのホコリを掃除機で吸い取ります。
このときに、上から下に向かってかけるようにします。
カーテンレールは、化繊はたきがあるとホコリを吸着してくれます。
そのあとで、重曹水を使って汚れを拭き取ります。
空気清浄機でカビ・ダニ・ホコリの対策をするのも
部屋に潜んでいる、目には見えないダニ、ホコリ、花粉、カビなどをハウスダストといいます。
こういった、日常では確認できないものを清浄化してくれる空気清浄機をおくこともおすすめです。
ダニは何千、カビは何百万個と空気中にいます。
この数を人の手による掃除だけで取り除くのは無理です。
機械的に除き、まわりの空気をきれいにすることで、ホコリ対策ができてしまいます。
一人暮らしのおすすめ空気清浄機は、こちらで記事にしています。
✅換気をしてカビ、ダニを排除
✅拭き掃除は窓を閉める
✅カーペット・カーテンは掃除機でホコリ掃除を
✅空気清浄機でカビ・ダニ・ホコリを除去